子どもを取り巻く環境

子どもを取り巻く環境

2014年3月31日

教育の現場

滋賀県大津市の中学生いじめ自殺事件などを契機に教育委員会制度について改革の必要性が求められています。
特に安倍晋三首相の下で「教育再生実行」の改革が次々と打ち出され、教育環境が大きく変わろうとしています。
大阪では橋下徹前市長の肝いりの公募制度で民間から就任した市立巽中学校の北角裕樹校長(元日本経済新聞記者)について、市教委が「学校業務を停滞させた」などとして更迭。北角校長は平成25年4月の着任以降、教職員や保護者らから「独断的な学校運営」などと批判され、PTAが更迭を求めていて7月には教頭が北角校長と口論の末に土下座して謝罪するトラブルがあり、教頭はその後、休職。
セクハラ行為で更迭された後に退職したり1人が「自分のスキルを生かせない」と就任約3カ月で早期退職したりと不祥事やトラブルが相次いでいます。

しかし、どこか人ごとで興味本位での斜め読み、育友会に関わらなかったら気に留めるニュースでもなかったと思います。
今の状態がベストだとは思わないけど、子どもの教育は1年や2年で結果を追い求めるのは間違ってるのではないか?と思います。教育の現場を知らない人が子どもの教育を”扱う”のは慎重にして欲しい。金沢でも校区選択制や2学期制の見直しが議論されていて野口教育長には是非がんばっていただきたい。なんてったって野口さんは小学校の校長先生だったからね。

 

学校は不夜城

学校へはよく足を運びました。それまでは学校の前を通っても気にならなかったけど、学校は毎晩遅くまで明かりが灯ってて不夜城って言葉がぴったり。夜だけじゃなく土日祭日も先生方は学校へ来てます。
子どもが低学年の頃、忘れ物をして学校取りに行く事がよくあって、土日も関係無しで取りに行って。その時は何も思わなかったけど、教室へ入れるってことは先生がいるって事です。
育友会の役得で先生方とはよく話しました、懇親会ではお酒も入って本音で話が出来ました。先生方とは色んな話をしたけど、やっぱり子どもの話が中心。
話を聞いてると本当に子どもと向き合ってるな、と。親以外で自分の子どもの事をこれほど考えてくれる人って先生以外にいない、そんな当たり前な事を気づいた1年でもありました。
親だけじゃなく子どもが親以外に一番信頼してるのも学校の先生。だからうちの家庭では子どもが「先生が言ってた」というと議論もうち止め。(笑)
いい先生たちと巡り会えたのもそうですが、”学校の先生”という職業をしっかり受け止め、親として成長できたかな、と思います。

 

親として知っておくべき事

一言で言うと「学校は公共の教育の場」だという事です。
何でもかんでも学校が悪い、子どもの個性を尊重しろ、子どもは自由に育てたい、とよく聞きます。しかしその前に考えて欲しいのは「学校というのは個人の自由や選択の自由より、協調性や社会性などの、社会との関わり方を学ぶ場所」だという事です。
子ども達は小さい頃から数のすくない顔見知りのコミュニティで、社会にでる準備として公共の場での人との関わりからルールやマナーを覚えます。そうやって人間形成がされていくのでしょう。
子ども達のために家庭でやるべき事、学校がやるべき事、地域がやるべき事など、それぞれがやるべき事が、出来る事があるのです。

小学校を卒業して子ども達を取り巻く環境は今まで以上に難しくなります。
それに今までは親が一歩先を見越して声かけしてたけど、これからは子ども自身が自分の意思と判断で歩んで行きます。
親として出来る事はだんだんと少なくなるけど、少なくとも子どもの手本ではあり続けたいですね。

 

この一年、「blog見たよ」、「楽しみにしています」と沢山の人に支えられて書いてきた「金沢市立伏見台小学校育友会blog」、103番目のエントリーをもって本日で閉店とさせていただきます。
ご覧いただき誠にありがとうございました。
また、執行部、先生方、いつも写真撮影のご協力ありがとうございました。皆さんのプライバシーと引き換えにいいブログになりました。(笑)

 

追記:一年前の写真なんですが、みんな若かった!

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