伏見台小学校卒業式

平成25年度伏見台小学校卒業式

2014年3月19日

晴天に恵まれた今日、多数の来賓のお客様や保護者をお迎えして「平成25年度 金沢市立伏見台小学校卒業証書授与式」が挙行されました。

明夏も今年で卒業です。
あの小さく、ひょ〜っとしていた明夏が卒業します。
服がランドセルを背負って迎えた入学式、あれから6年の月日が流れたのです。

写真は一年生の時の担任だった原先生。なんと原先生は6年の担任でもあるのです。
今朝、明夏が原先生に6年間の感謝の気持ちを込めてお手紙を書いていました。
「担任じゃなかった2年〜5年の時も学校ですれ違ったら必ず声をかけてくれて、いつも見守ってくれていた。」と言ってお手紙を書いていました。
親としてはこれほどありがたい事はありません。
担任の原先生だけじゃなく、伏見小学校の先生方はすばらしい先生ばかりでした。
兄弟2人、伏見台小学校へお世話になった事を心から喜んでいます、感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

さて、育友会として卒業式は、その年の最後の大仕事。
昨日から祝辞を考え無事、登壇できました。
個人的な事を言わせてもらうと今年度、育友会の会長をお引き受けした一番の目的が、卒業式で祝辞を述べる事。
考えてみて下さい、自分の子どもの卒業式で保護者を代表して祝辞を述べる、自分の子どもに対しての祝辞でもあるのです。
こんな経験はやりたくても出来ないでしょうね。
この一年、最後のこの瞬間のために育友会をがんばったと言っても過言ではありません。

その思いを込めて述べた祝辞です。

祝 辞

 伏見台小学校創立四十周年の節目の年に卒業の日を迎える六年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
みなさんが、この日を迎えられること、心からうれしく思います。
みなさんは六年前の入学式の日、お父さんお母さんに手を引かれて、校門をくぐったことを覚えていますか。
今よりも体が小さく、鞄や机が大きくて大変だったと思います。
あれからはや六年の月日が経ったのです。本当に早いものです。
この六年という月日の中で、みなさんはかけがえのない仲間と出会い、共に笑い、共にがんばり、共に涙し、そして時にはケンカもしたことでしょう。
でも、そんな学校生活のいろいろな出来事が、みなさんを大きくし、たくましく成長させくれました。

みなさん、忘れないでください、
みなさんが生まれた時や、病気でうなされているとき、寝ずにずっとそばに寄り添ってくれていた、お母さんの気持ちを。
みなさん、忘れないでください、
仕事で遅く帰ってきて、どんなに疲れてても、あなたの寝顔を見るだけで、とても幸せな気持ちになれたお父さんの気持ちを。
みなさん、忘れないでください、
みなさんの元気な姿と元気な声が大好きだから、雨の日も雪の日も、毎日毎日、登下校を見てくれた地域の方々の気持ちを。
みなさん、忘れないでください、
学校生活であなたが迷い悩み、そして苦しんでいるとき、いっしょになって悩んでくれた、苦しんでくれた、そして正しい道を教えてくれた先生方の気持ちを。

中学校へ行ってもお世話になった方々への感謝する気持ちを、どうか忘れず心の優しいお兄さんお姉さんになって下さい。
みなさんは中学校へ行くと、今まで経験したことがない悩みや問題に取り組むことになります。そして上手くいくこともあれば思うように行かないこともあります。
しかしみなさんは、けっして一人ではありません。
どうか、勇気をもって新しい世界に挑んでください。今わたしたち大人が、みなさんに思う気持ちはただ一つです。
「わが子であってくれてありがとう!」
みなさんが成長していく日々を一緒に過ごすことで、わたしたち大人も親になることができました。このような気持ちになれたことを、みなさんに心より感謝します。
「本当にありがとう!」

保護者の皆さん、本日はご卒業、誠におめでとうございます。私も皆さんと同じ立場なので、挨拶をどのようにして良いのか非常に悩みました。
ただ、育友会活動に関しましては、皆さんのご理解とご協力のおかげで、すばらしい四十周年を迎えることができました。この場をお借りし、心より御礼申し上げます。
「ありがとうございました。」
これまでは、子どもと共に歩幅をあわせて歩んできた道も、これからは子どもたちが自分たちで道を切り開き、進んで行くことになります。
その時、子どもたちは振り向くことなく素直に、がむしゃらに前に突き進んで行くことでしょう。
時には壁にぶつかることもあるかもしれません。そんな時はどうぞ、子どもたちの帰る場所を用意しておいて下さい。
そうすれば疲れをいやし、力をためて、再び力強く前に進むことができることと思います。
きょうは、家に帰ったらお子さんに「六年間お疲れ様、よく頑張ったね」とやさしく声をかけてあげて下さい。

最後になりましたが、大野校長先生、越村教頭先生はじめ先生方、六年間本当にお世話になりました。
今日のこの日を無事に、そしてこんなにも素晴らしい子ども達を送る卒業式を迎えることができたこと、保護者を代表して心よりお礼申し上げます。
「ありがとうございました。」

育友会ということで、学校にはよく足を運びましたが、一人一人の先生が子どもと正面から向き合い、一生懸命に指導してくださる姿を見てきました。職員室は毎日、夜遅くまで明かりがともり、まるで不夜城のようでした。
生徒一人一人の個性を何よりも大切にして、温かく見守り、時には厳しく指導してくださった先生方。
そんな先生方の熱心な姿勢に私たち保護者も、子どもたちと一緒に多くのことを学ばせて頂きました。
すばらしい先生方に巡り会った子ども達、そして私を含めて保護者の皆さんは、とても幸せだったと思います。
どうぞこれからも変わらぬご指導をよろしくお願いいたします。
終わりになりますが、今日卒業する百十名の子どもたちが、伏見台小学校の卒業生として、誇りをもって、これから大いに活躍されることを期待し、お祝いの言葉とさせて頂きます。

平成二十六年 三月一九日 金沢市立伏見台小学校
育友会会長 谷川仁弘

「みなさん、忘れないでください、
仕事で遅く帰ってきて、どんなに疲れてても、あなたの寝顔を見るだけで、とても幸せな気持ちになれたお父さんの気持ちを」のくだりは、一番前に座っていて「何で帰って来て僕が寝てたら入ってくる(寝室へ)の?」と、”間抜け顔”で聞いていた明夏の顔をしっかり見て言ってやりました。(笑)

育友会をやって来てよかったと、この一年で一番実感がわいた一日でした。
この一年支えて下さった副会長の竹内さんはじめ執行部のみなさん、会長に推薦して下さった顧問の山田さん、何よりバックアップして下さった大野校長先生、越村教頭先生、村上先生をはじめ先生方、本当にありがとうございました。

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